更新日:2016年06月25日 - 2016年07月からサービスが本格開始
修正:2016年06月25日 - i-dio Phoneの対応周波数を修正
テレビ放送が地上デジタル放送に移行したことで、以前の地上アナログ放送用の電波が空きました。この電波を使って新しい放送サービス「i-dio」が始まります。
「i-dio」は2016年03月01日にプレ放送を一部エリア (東京や大阪など)で開始し、2016年07月からサービスが本格化し、サービス地域に新たに東海エリアが加わります。
i-dio
地上アナログ放送で使われていた電波の一部を再利用する形で「V-Lowマルチメディア放送」が始まります。愛称は「i-dio」です。
スマートフォンやカーナビで映像や音声を受信できるサービスです。
i-dioでは、多くの人に向けて情報を流す「放送」、特定の人に向けて情報を送る「通信」の同時利用ができます。
映像やラジオを視聴しながら、GPSの位置情報に合わせた情報(交通・天気・付近のお店のクーポン)を受け取ることができるようになるかもしれません。
i-dioの視聴は無料です。これまでは視聴には専用チューナーが必要となっていましたが、2016年07月以降のアップデートでチューナー不要のネット経由でも視聴できるようになるそうです。
受信機内蔵のSIMフリースマートフォン「i-dio Phone」
2015年12月21日にチューナー内蔵のSIMフリースマートフォン「i-dio Phone」が発売されます。
OS | Android 5.1 ロリポップ |
ディスプレイ |
5インチ HD (1280 x 720 ピクセル) |
プロセッサ | 4コア 1.2GHz |
RAM | 2GB |
ストレージ |
16GB (microSDカード対応) |
前面カメラ | 200万画素 |
背面カメラ | 800万画素 |
バッテリー | 3000mAh |
重さ | 158g |
通信機能は、3G (W-CDMA)、LTE、Bluetooth 4.0、Wi-Fi b/g/n (2.4GHz)に対応しています。
LTEは、ドコモのBand 1 (2.1GHz帯)、Band 3 (1.7〜1.8GHz帯)、Band 19 (800MHz帯)、Band 21 (1.5GHz帯)に対応しています。800MHz帯のプラチナバンドに対応しています。ソフトバンクのBand 1 (2.1GHz帯)、Band 3 (1.7〜1.8GHz帯)に対応しています。KDDI auのBand 1 (2.1GHz帯)のみに対応しています。
3G (W-CDMA)は、ドコモのBand 1 (2.1GHz)、Band 6 (800MHz帯)に対応しています。ソフトバンクのBand 1 (2.1GHz帯)に対応しています。KDDI auは通信規格が異なるので非対応です。
2016年03月 プレ放送が開始
2016年03月01日から東京、大阪、福岡でプレ放送が開始しました。
2016年02月29日まで「i-dio Wi-Fiチューナー」の第1期無料モニター (5万人)を募集していたようです。現在、第2期無料モニターを募集しています。応募期間は2016年03月01日から2016年04月末まで、募集人数は3万人となっています。
2016年03月01日のプレ放送開始に合わせて、6チャンネルが放送を始めるそうです。音楽系チャンネルやオリジナル映像チャンネルなどがあります。
2016年07月 放送が本格化
プレ放送期間は専用チューナーと専用アプリ「i-dioアプリ」を組み合わせることで視聴できます。2016年07月のアップデート以降は、アプリのみでエリア内の放送を視聴できるようになるそうです。
放送エリアも名古屋を中心とした東海エリアが追加されるそうです。2016年07月からは、東京・大阪・福岡・東海エリアで利用できます。
最後に
テレビ放送が地デジに移行したことで、旧地上アナログ放送の周波数を使った新しいサービスが開始されます。2016年03月01日にプレ放送が東京・大阪・福岡で開始しました。2017年07月からサービスが本格化し、東海エリアでも利用できるようになります。
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