更新日:2015年9月24日
日本時間9月17日から「iOS 9」の配信が始まりました。iPhone 4s以降、iPad 2以降、iPod Touch 5以降がアップデート対象です。
「iOS 9」は配信開始から4日間で、アクティブなiOS端末の50%に適用されているそうです。
目次
「メモ」アプリ
プリインストールされているメモアプリの機能が拡張されました。
Safariブラウザなどのアプリの共有ボタンから、文章や添付ファイルをメモアプリに保存することができるようになりました。
さらに、To-Doリストの作成、手書きメモ、アプリ内からカメラの起動ができるようになりました。
「マップ」アプリ
プリインストールされているマップアプリの機能が拡張されました。
マップのアプリ上に公共交通機関の情報が表示されます。まだ対応していない地域だと「交通機関情報は利用できません。」と表示されます。
目的地までの経路案内機能が追加されました。進む方向を音声で教えてくれます。
一部地域で建物の3D表示が可能です。東京、川崎、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州が対応しているそうです。
上空から眺めることができる「3Dビュー」もあります。東京と札幌が対応しています。
「iCloud Drive」アプリ
クラウドストレージ「iCloud Drive」のアプリが登場しました。iPhoneやiPadからもiCloud Driveのデータを管理できるようになります。
「設定アプリ」 -> 「iCloud」 -> 「iCloud Drive」を表示し、「ホーム画面に表示」の項目をONにするとアプリを利用できるようになります。
Siriが進化
パーソナルアシスタント「Siri」がさらに賢くなりました。日付や撮影地から写真を探したりもできるようです。
Spotlightが進化
検索機能「Spotlight」が今まで以上に幅広い検索に対応しました。天気・スポーツの結果・動画などを検索できます。
iPad限定の追加機能
Slide Over
表示中のアプリに覆いかぶさるようにして、別のアプリを起動できます。
Split View
2つのアプリを起動できます。Safariとメールアプリの同時起動といったことができるようです。「iPad Pro」「iPad Air 2」「iPad mini 4」の端末で利用できます。
ピクチャ・イン・ピクチャ
ビデオなどを視聴中にホームボタンを押すことで、ビデオ画面を小さくして隅に移動することができます。
最後に
iOS 9は、これまでのiOSよりもアップデートファイルのサイズが小さくなっています。従来の3分の1以下のサイズです。ですので、端末の空き容量を気にしなくてもよさそうです。
iOS 9ではバッテリー駆動時間が伸びています。さらに低電力モードが追加されたことで、バッテリー持ちも良くなっています。
また、AppleはAndroidからiPhoneへ移行をサポートするアプリ「Move to iOS」もリリースしました。Apple最初のAndroidアプリです。
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