iPhoneのバッテリーを長持ちさせる省エネ設定方法 (iOS 9)
2015年9月にiOS 9とiPhone 6sシリーズが登場しました。
iPhone, iPadのバッテリーを少しでも長く持たせるための省エネ設定方法です。
目次
1. アプリのバックグラウンド更新
アプリには、使用していない時もバックグラウンドでデータ更新をおこなうものがあります。アプリを使っていなくてもデータ更新を行うので、バッテリーを消費させる原因になります。
バックグラウンド更新の設定を見直すことで、バッテリー持ちを良くすることができます。
設定画面には「設定アプリ」 -> 「一般」-> 「Appのバックグラウンド更新」からいくことができます。
アプリごとに設定することもできますし、すべてのアプリのバックグラウンド更新を一括で停止することもできます。
2. 位置情報 (GPS) の設定
アプリには、位置情報を取得し、地図などと連携するものがあります。アプリを使っていないときにも位置情報を取得していると、バッテリーを消費させる原因になります。
位置情報の設定を見直すことで、バッテリー持ちを良くすることができます。
設定画面には「設定アプリ」 -> 「プライバシー」 -> 「位置情報サービス」からいくことができます。
位置情報を全く使わないものは「許可しない」に設定し、その他は「アプリ使用中のみ許可」「常に許可」から選ぶと良いと思います。
注意点として、「位置情報サービス」自体をオフにしてしまうと、「iPhoneを探す」機能が制限されてしまいます。
3. 通知の設定
通知機能は、アプリの更新情報を知らせてくれる便利な機能です。
ただ、すべてのアプリの最新情報がほしい、というわけでもないと思います。必要ない通知をオフにすることで、バッテリーの消費を抑えられます。
設定画面には「設定アプリ」 -> 「通知」からいくことができます。
アプリごとにサウンドの有無、ロック画面への表示の有無、バッジ表示の有無なども設定できます。
4. iCloudの設定
共有項目の見直す
iCloudの共有機能は、とても便利な機能です。もし、iCloudの共有項目の中で利用していない機能があれば、それらをオフにすることで、バッテリー持ちが良くなりますよ。
「設定アプリ」 -> 「iCloud」で設定を変更できます。
更新頻度を見直す
iCloudやGoogleアカウントの更新頻度を設定することができます。
頻繁に更新することでバッテリーが消費する原因になります。使い方に合わせて「30分ごと」「60分ごと」といった設定に変更できます。
「設定アプリ」 -> 「メール/連絡先/カレンダー」 -> 「データ取得方法」から設定を変更できます。
メールなどで常に最新の情報が必要な方は、ページ上の「プッシュ」をオンにして、各項目で「プッシュ」に設定にしていきます。
5. 無線通信の設定
ホーム画面の下側から上に向かってスワイプすることで、上の写真のような画面が表示されます。
Wi-Fi
Wi-Fiに接続していないときには、Wi-Fiをオフにすることで、バッテリー持ちを良くすることができます。
Bluetooth
Bluetoothを使わないときには、Blurtoothをオフにしておくことで、バッテリー持ちを良くすることができます。
Bluetoothは、iOSのアップデートがあると自動でオンになっている場合があります。
AirDrop
AirDropは、近くの端末同士(Mac、iOS)で写真などのデータを送受信できる機能です。
この機能を使わないのであれば、オフにしておくことでバッテリー持ちを良くすることができます。
6. Handoff 機能
Handoffは、複数の端末間(Mac、iOS)で作業中のデータを引き継ぐことができる機能です。こちらの機能も使わないのであれば、オフにしておくことでバッテリー持ちを良くすることができます。
「設定アプリ」 -> 「一般」 -> 「Handoffと候補のApp」から設定を変更できます。
7. Spotlight 検索
Spotlight検索ではiPhone内のデータを探すことができます。
もし使っていないのであれば、Spotlight検索の設定を見直すことでも、バッテリー持ちを良くすることができます。
「設定アプリ」 -> 「一般」 -> 「Spotlight検索」から設定を変更できます。
8. ディスプレイの設定を見直す
ディスプレイの明るさを調節
スマホのバッテリー消費で大きな部分を占めているのが、ディスプレイです。
明るさを調整することで、バッテリーの消費を抑えることができます。
ディスプレイの明るさの設定画面には「設定アプリ」 -> 「画面表示の明るさ」からいけます。
ディスプレイがオフになるまでの時間を設定
ディスプレイは、バッテリー消費の大きな部分を占めています。
スマホを操作しないときでもディスプレイが点きっぱなしだと、バッテリーの消費が早くなってしまいます。
設定画面には「設定アプリ」 -> 「一般」 -> 「自動ロック」からいけます。
9. 操作時の音やバイブレーション
操作時の音やバイブレーションを無くすことでも、バッテリーの消費を抑えることができます。
設定画面には「設定アプリ」 -> 「サウンド」からいけます。
10. 機能制限を活用
機能制限では、必要のない機能をオフにすることができます。
「Siri」「FaceTime」「AirDrop」「CarPlay」などをオフにすることができます。また、機能制限を利用するには、4桁のパスコードを設定する必要があります。
機能制限の画面には「設定アプリ」 -> 「一般」 -> 「機能制限」からいけます。
使わない機能をオフにすると、アプリアイコンが非表示になります。
11. 視差効果を減らす
視差効果には、3Dのように画面が動いて立体的に見える効果があります。必要ないのであれば、この機能を無くすことができます。
設定画面には「設定アプリ」 -> 「一般」 -> 「アクセシビリティ」からいけます。
Wi-Fi環境限定での使用の場合
Wi-Fi環境限定で使用する場合、機内モードをオンにしてからWi-Fiをオンにすることで、Wi-Fi以外の電波を停止させることができます。
最後に
iOS 9では低電力モードが追加されました。同機能を活用することでもバッテリー持ちも良くできます。「設定アプリ」 -> 「バッテリー」で低電力モードの設定画面にいけます。
スマートフォンは使用すればするほどバッテリーを消費してしまいます。どうしてもスマホを使わないといけないといった場合には、モバイルバッテリーを活用してみることも検討してみてください。
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